Merry農場の卵は定期的に孵化チェックを行い、7-8割以上発生した血統のみ販売しております。尚、生まれた雛はMerry農場ネットショップに陳列しております。
従って購入した卵が全部無精卵になるという事は考えづらく、何かしら孵化のプロセスに不備があったかと思います。
※孵化中の管理以外にも不可抗力的な輸送事故など考えられます
孵化失敗した卵を割っていただくとある程度原因が推測できます。
(改善方法は自作の孵卵器を例に記載しております)
1.雛の形になっていた
→入卵18-21日目の湿度不足が原因です
次回は18-21日目に限り濡れタオルや脱脂綿を使って強制的に湿度を上げると改善される可能性があります。
それ以前はあまり湿度が関係しません。
2.クチバシや内臓らしきものはあった
→入卵14日目付近で死んだ可能性が高いです
庫内に温度ムラや長時間の低温になった可能性があります
デジタルサーモスタッドと温度計を使って庫内温度を均一にすると改善するかもしれません
またヒーターのワット数を落として代わりに設置数を増やすことで温度の上昇下降の幅が緩くなります
3.血管はあった
→入卵7日目付近で死んだ可能性が高いです
庫内の温度ムラ・低温、または転卵が乱暴で血管が切れた可能性があります
転卵は一日2-3回手で裏側に転がす程度で大丈夫です。
検卵の時も含めなるべく卵の温度が下がらないようにスピーディーに。
4.血の塊があった
→入卵数日で死んだ可能性が高いです
庫内の温度ムラ・低温、または転卵が乱暴だった可能性があります
温度ムラを防ぐためファンを設置し庫内温度を均一にすると改善する可能性があります
5.黄身がドローっとしているが血塊や血管はない
→ごく初期の細胞分裂で死んだ可能性が高いです
庫内が37.8プラスマイナス1度から外れているようです。
上記のヒーター・ファン・サーモスタッド等複合的に見直す必要があります。
輸送中過度に揺さぶられた可能性もありますが、こればっかりは分かりません。